- 種別:ワイン / ロゼワイン / 辛口 / イタリア / プーリア州 サレントIGP
- ブドウ品種:プリミティーヴォ 100%
- 熟成:ステンレスタンク(オーク樽不使用)
- アルコール度数:12.5度
- 価格:1,500〜1,800円前後(750ml)
「JUST ONE MORE GLASS AMORE MIO」
「愛しい人よ、あと一杯だけ」
「もう十分飲んだでしょ」と呆れる恋人に「あと一杯だけ」とねだっているのが目に浮かぶようなフレーズです。
こういう言葉をさらっとエチケットにしてしまうなんてセンスが光ってますよね。
ちなみにトラマーリは2021年から毎年アーティストとコラボしたエチケットをリリースしていて、このメッセージは2025年のデザインです。
次のエチケットも楽しみですね。
つくり手について
トラマーリをつくるのは、プーリア州の「サン・マルツァーノ」というワイナリー。
1962年、「このまま安ワインをつくり続けていてはダメだ」と立ち上がった19人のブドウ農家が協同組合を結成したのが始まりで、今では1,200人以上の農家と1,500ヘクタールの畑を擁する、プーリアを代表する生産者となっています。
濃厚な赤ワインが定番だったプリミティーヴォという品種を、あえてロゼとして最初に世に送り出したのもこのワイナリーです。
「海と海の間」というテロワール
トラマーリという名前はイタリア語の「Tra i mari(海と海の間)」に由来します。
サン・マルツァーノが位置するサレント半島は、アドリア海とイオニア海という2つの海に挟まれた場所です。
強い日差しが照りつける南イタリアですが、夜になると両側の海から涼しい風が吹き込みます。
この寒暖差がブドウに良好な酸味をもたらし、味わいには心地よい塩気とミネラル感が生まれます。
トラマーリの味わい
とても軽めの辛口ロゼです。
リンゴやサクランボのようなみずみずしい果実味があり、酸味はあるもののトゲがなくスッキリと飲めます。
あっさりした飲み口なのに、後味にイチゴやラズベリーのようなベリー系の余韻と、ほのかな皮の渋みや苦味が残る。
白ワインにはないレイヤーの多さで、軽いのに複雑さがあるので飲み飽きない。
海由来なのかミネラル感も程よくあり、色々な食事と合わせやすそうな味わいです。
マリアージュ:同じ土地のものを合わせる
プーリアには「ゼロ・キロメトロ(0km)」という考え方があります。
その土地で採れたものを、その土地で食べる。
産地と食卓の距離をゼロにする、という地産地消的な発想です。
おすすめは以前投稿した「オレキエッテとサルシッチャのブロッコリーソース」。
トラマーリと同じプーリアを代表するこの料理。
耳たぶ型のパスタに、サルシッチャとブロッコリーのソースを絡めた一皿は、同じ大地で育ったもの同士とてもよく合います。
サルシッチャの脂をワインの酸が流し、ソースの味とミネラル感が調和します。
そして何より、サルシッチャのフェンネルシードの個性とワインのベリー系の風味が抜群にお互いを高め合います。
最高の余韻です。
味に派手さはないですが、軽いのに飲み飽きない。
どこまでも食事と寄り添いながら、気づけばグラスが空いている。
そんな感じのワインです。
ついつい「あともう一杯」と手が伸びてしまいそうな、エチケット通りのワインですね。




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