カクテルの歴史

ラム

37杯目!「バカルディ スペリオール」〜キューバのカクテルに相応しいのはどっちだ〜

このラムを巡って、ハバナクラブとは今も法廷闘争が続いています。革命前のキューバのクラシックカクテルは、実はすべてこのラムが前提でした。酵母だけを持って島を出た、現役バーテンダーが辿る正統性の物語です。
ジン

28杯目!「プリマス・ジン」〜いくつものカクテルの元祖になった歴史あるジン〜

ギムレット、ドライマティーニ、ピンクジン——名だたるカクテルが「元祖」と指名する一本。修道院から監獄を経た蒸留所の歴史や、海軍との縁、ネイビーストレングスという言葉の由来までたどります。
ウイスキーベース

26杯目!「12マイルリミット」〜酒のためなら、海の果てまで〜

禁酒法時代、領海の外に停泊した船の上では合法的に酒が飲めました。その光景を皮肉ったカクテルです。規制が3マイルから12マイルへ押し広げられた歴史が、そのまま名前になっています。味より物語を楽しむ一杯です。
カクテル

25杯目!「元祖テキーラ・サンライズ」〜みんなが知ってるあれは、別のカクテルです〜

誰もが知るオレンジ色の一杯とは別物の、カシスを使ったドライなオリジナル。禁酒法時代に生まれたこのカクテルは、1970年代に同じ名前で全く違うレシピが登場し、ミック・ジャガーに愛され、本家は舞台袖へ追いやられました。
カクテル

24杯目!「バーナム・ワズ・ライト」〜カモは次から次へと生まれてくる〜

映画グレイテストショーマンのモデル、P・T・バーナムの格言「カモは次から次へと生まれてくる」が由来のカクテル。甘くて飲みやすいのにジンはしっかり。メープルシロップで改良したアレンジレシピもご紹介。
カクテル

23杯目!「ロイヤル・バミューダ・ヨットクラブ」〜天才を目覚めさせた迷子の一杯〜

名門ヨットクラブの名を冠しながら、当のクラブのメニューには存在しない不思議な一杯。これを完成させた瞬間「俺は天才だ」と叫んだ男こそ、後にマイタイを生むトレーダー・ヴィックでした。出自は今も謎のままです。
ウイスキーベース

18杯目!「スコフロー」〜禁酒法への皮肉な切り返し〜

禁酒法時代、違反者を侮辱するために募集された造語。ところが酒飲みたちはこの言葉を気に入り、パリのバーでクールなカクテル名に変えてしまいました。皮肉とエスプリの効いた、反骨の一杯です。
ウイスキーベース

12杯目!「ラプスカリオン」〜ピートの荒々しさをシェリーで包んだ、”ならず者”のカクテル〜

エジンバラで生まれ、コペンハーゲン、ニューヨークと渡り歩いて完成したモダンクラシック。タリスカーの潮とスモークを、PXシェリーの濃密な甘みで包んだ、荒々しくも甘い一杯です。日本ではまだ知られていません。
カクテル

7杯目!「ベネット 〜ギムレット好きに勧めたいカクテル」

ギムレットにアンゴスチュラ・ビターズを一振り加えるだけで、鋭い酸味に奥行きが生まれる一杯。1922年のレシピ本にも載る古典です。バーで通好みの変化球として静かに愛されてきました。