30杯目!「スモーキーアイラモスコ」〜アイラとジンジャー、モスコミュールの燻製〜

スモーキーアイラモスコ ウイスキーベース

アイラウイスキーと辛口ジンジャーエールの刺激と刺激がぶつかり合う、そんな一杯。

お店でよくつくっているアレンジカクテル、「スモーキーアイラモスコ」を紹介します。


スモーキーアイラモスコ

  • アイリーク

    30ml
  • 自家製生姜シロップ

    5ml
  • フレッシュライムジュース

    5ml
  • ライムシャット

    1/12
  • ウイルキンソン ジンジャーエール(辛口)

    up
  • 手法

    ビルド
  • グラス

    銅マグ

①銅マグにアイリーク・ライムシャット・生姜シロップ・ライムジュースを入れる
②氷を入れてビルド
③ウイルキンソンジンジャーエールで満たす
④ホールの唐辛子と生姜スライスを飾り、ブラックペッパーをふる
⑤仕上げにスモークガンで香りをまとわせる


自家製スパイスジンジャーシロップの作り方

  • クローブ

    10g
  • カルダモン

    5g
  • スターアニス

    3粒
  • シナモンスティック

    2本


  • 500cc
  • 生姜(すりおろし)

    200g
  • グラニュー糖

    200g
  • はちみつ

    少々
  • レモンスライス

    1個分

①スパイスと水を鍋に入れて煮出す
②残りの材料をすべて加えて弱火で20分煮る
③火を止め、鍋にそのまま1時間置く
④キッチンペーパーで濾して完成


モスコミュールとは

ベースになっているのはみんな知ってるモスコミュール。
ウォッカ・ジンジャー・ライムを銅マグで仕上げる、あの定番カクテルです。
1941年にロサンゼルスの Cock ’n’ Bullで誕生。
店に余っていたジンジャービアに頭を悩ませていた店主のジャック、スミノフの販促を担っていたジョン、そして銅マグを持ち込んだソフィー。3人の思惑が重なって生まれたと伝えられていて、バーで飲んでいると一度は耳にする定番のモスコミュール誕生秘話です。

このモスコミュールに使う隠し味としてうちのお店で仕込んでるのがこの生姜シロップです。
これをモスコミュールに5mlほど入れることで、深みのある味わいに。
定番カクテルだからこそのちょっとしたこだわりです。


アイラモルトと生姜は最高の組み合わせ

モスコミュールのウォッカをアイラモルトに替えたのがこのアイラモスコです。

アイラモルトと生姜は相性がとても良く、ウイスキーマックや、最近のトレンドだとペニシリンといったカクテルでも使われています。
このアイラモスコも、多くのバーでモスコミュールの面白いアレンジとしてよく飲まれています。

僕のお店では、ここにさらにアレンジを加えて提供しています。

ベースはアイリーク。
以前紹介したとおり、蒸留所名を明かさないシークレットアイラで、ピート香とヨード香がちょうどいい強さで出てくれます。
値段も高くなりすぎず、カクテルのベースに最適です。

自家製生姜シロップで生姜とスパイスの風味を強め、唐辛子とブラックペッパーを浮かべます。
ウイルキンソンジンジャーエールには唐辛子も使われていて、ピリリッとした刺激が楽しめます。
浮かべた唐辛子と生姜でこの辛さを視覚化し、胡椒と合わせてよりピリ辛なイメージに。

ガラスのドームに入れてオークを燃やした煙で銅マグごと燻製にします。
ピート・生姜・唐辛子・胡椒・煙。
ひとつずつでも個性的ですが、五つ重なるとさすがにひとクセもふたクセもある一杯になります。

お客様の目の前でドームを開けると、香ばしい煙の中からクセ強めなカクテルが登場です。

火災報知器にだけ注意が必要です。
何度か鳴らしたことあります。

スモークガンも自家製シロップも、家だとハードルに感じるかもしれませんが、どちらもなしで作っても十分美味しい一杯です。


どこまでも余韻の残る煙の香りとスパイスの刺激が後を引き、スモークの演出も相まって、気づくと同じお客さんが月に何度も頼みに来る、そんなカクテルです。

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