ワーシーパーク 109
- 種別:ラム / イギリス系 / ジャマイカ
- 使用樽:バーボン樽
- アルコール度数:54.5度
- 価格:3,800〜4,200円前後(700ml)
ジャマイカラムには個性的な蒸留所がいくつかありますが、その中でもひときわ存在感を放つのがワーシーパークです。
1670年創業、現在稼働しているジャマイカ最古の蒸留所です。 自社農園で育てたサトウキビだけを使い、蒸留からボトリングまで一貫して手がける「シングルエステート」スタイルを貫いています。
1960年代に、ジャマイカラム過剰生産問題を受けてジャマイカ政府による生産調整の影響で蒸留を停止。 約40年以上にわたって砂糖生産のみを続けてきましたが、2005年に新たな蒸留所を建設しラム生産を再開しました。
ワーシーパーク109は、109プルーフ、つまりアルコール度数54.5%で瓶詰めされた原酒の力強さをそのまま感じられる1本です。
味わいはまずジャマイカラム特有のエステル香、いわゆるセメダインのような個性的な香りがガツンと鼻を突き抜けます。
この強烈なエステル香がこのラムの醍醐味です。
苦手な方はまず顔をしかめると思いますが、私はこの手のハイエステルなイギリス系ラムが一番好きです。
そしてきつめのアルコールが口の中と喉奥を焼く刺激を感じ、最後には黒蜜のような甘さが残ります。
個人的にはもう少しドライなボディの方が好みですが、最近はこういったラムは1万円以上出さないとなかなか満足できないことが多く、これだけのハイエステルな香りをこの価格で楽しめるのはなかなか珍しい。 久しぶりにお値段以上の一本に出会えた気がしています。
2025年のIWSC(国際ワイン&スピリッツコンペティション)ではゴールドアウトスタンディング(98点)を受賞。 さらにラムプロデューサー・オブ・ザ・イヤーも獲得するなど、世界でしっかり評価されています。
ちなみにこういった力強さが持ち味のお酒を飲むときは、スニフターよりも写真のようなグラスの方が断然おすすめです。
好みにもよりますが、スニフターはお酒が舌先からゆっくり流れるため甘く柔らかく感じやすいのですが、このラムに関してはスニフターで飲むと少し甘ったるく感じます。
写真のような形状のグラスの方がアルコールのキックや鼻に突き抜ける香りをダイレクトに感じられ、ワーシーパークの個性を余すとこなく楽しめます。
同じお酒でも、グラス一つでまるで別の飲み物になりますので試してみてください。



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